議場の生け花 3月後半
あっという間に3月も後半に入りました。
三寒四温と言いますが、3月に入ってからは暖かい春の陽気を感じさせる日もあれば、冬のコートが恋しい日もあり、まさに三寒四温を繰り返して日々春へと季節がうつろいで行くように感じます。越後の国で生活をしていると、大地が急速にカラフルに彩られるこの季節がより感動的で、より多くの喜びを運んでくれるようです。
また、まもなく春分の日を迎えます。
かつて出雲崎の良寛さまも「この里に 手鞠つきつつ 子どもらと 遊ぶ春日は 暮れずともよし」と詠われましたように、昼の時間が長くなってきて春の到来とともに活動的になってくる季節でもあります。アオーレ長岡もナカドマなどで思い思いに過ごされる方が多くなってきたように思います。
そんな3月後半の議場の生け花です。
今回は中越華道会、草月流の皆様です。
モノトーンに統一されたシックな色合いの議場のロビーに、ビビットなレモンイエローがひときわ目を惹きます。春は桃色のイメージを思い浮かべる方も多いと思いますが、私個人的にはミモザ、レンギョウ、菜の花、ヤマブキなど黄色のお花のイメージがあります。
ぜひ、アオーレにお立ち寄りの際は議場のお花を愛でて、お楽しみください。
ざわ